保証人なしで借りられる賃貸物件!を解説!

住む男くん

新たに部屋を借りたいけど、両親がいない、身近に頼める人がいないなどの理由から賃貸物件の保証人を見つけられない時、

「保証人がいないと賃貸物件は借りられない?」

「保証人が不要な賃貸物件ってどうなんだろう?」

などと不安に思うことが数多くあるでしょう。この記事では保証人なしで借りられる賃貸物件についてご説明しています。

住む子さん

保証人なしでも借りられる!賃貸物件を借りる3つの方法

賃貸保証会社を利用する

物件によっては賃貸保証会社を利用できることがあります。

賃貸保証会社とは、決められた保証料を収めることで、契約者に家賃の滞納があった際、代わりに未納分の家賃を支払ってくれる会社のことです。保証料の相場は家賃の50%前後で、入居後には「更新保証料」が必要となります。連帯保証人の役割である家賃の立替払いを保証会社がしてくれることで、保証人なしでも賃貸物件を借りることができるのです。

UR賃貸住宅

お部屋探しをUR賃貸住宅からすれば、保証人なしで契約することができます。

UR賃貸住宅とは、公的な機関である独立行政法人が管理・運営している賃貸住宅です。保証人も家賃保証会社の利用も不要なので、手続きが簡素化されています。さらに「仲介手数料」「礼金」「更新料」が不要なことも、メリットとして挙げられます。収入面などで一定の条件を満たしていれば入居可能で、金銭面でもかなりリーズナブルな選択肢と言えるでしょう。

連帯保証人不要な賃貸物件から選ぶ

保証人なしで借りられる物件は、なかなかレアなケースと言えるでしょう。保証人なしでも借りられるということは、各手続きがスピーディーに進められ、スムーズに引っ越しができるということです。

しかし、思わぬ落とし穴がある場合もあります。それは、その物件に何か「特別な理由」があることから、入居の条件を緩和している可能性があるのです。例えば、以下のような点が考えられます。

・築年数が古い ・交通の便が悪い ・住み心地が悪い ・周辺環境が悪い

住む男くん

保証人なしの賃貸物件が増えてきている理由とは

賃貸物件を契約する際に、ポイントとなる「保証人」。「なるべく保証人なしの物件に住みたい」と考える人も多いでしょう。家賃の未払いを防ぐためにも賃貸契約において保証人は重要ですが、近年は保証人なしの賃貸物件が増加傾向にあります。ここでは、保証人なしの賃貸物件が増えてきている理由についてお伝えしていきます。

1_高齢単身者が増えてきている

前述のとおり、保証人は基本的に2親等以内の親族しか認められないケースがほとんどです。そのため、一般的には親や兄弟などにお願いすることになるのですが、日本では少子高齢化が続いています。高齢の単身者が賃貸契約をする際、保証人となる親族も高齢者となるため「年金生活で保証人になれない」「保証できるほどの余裕がない」というケースが増えてきているのです。また、親がすでに亡くなっている、家族と疎遠になっていて連絡ができないというケースもあり、深刻な問題となっています。高齢単身者が今後も増え続ける日本において、保証人なしの賃貸物件が増えてきているのは必然といえるのかもしれません。

2_外国人が増えてきている

少子高齢化社会が進む中、増えてきているのが外国人居住者です。日本で生活する外国人は近年ますます増加傾向にあり、今後も増え続けることが予想されています。そこで、問題となるのが賃貸契約の際の保証人制度。外国人居住者は保証人になってくれる親族が近くにいないため、なかなか賃貸契約ができないという状況になってしまいます。そのため、保証人なしで契約できる物件は、今後の外国人居住者にもやさしい仕組みといえるのです。

3_家賃債務保証サービスが普及してきている

高齢者や外国人のように、保証人をたてることができない人が増えてきていることから、近年では家賃債務保証サービスが普及してきています。通称「家賃保証」とも言われますが、今では賃貸契約の約8割に家賃保証サービスが利用されている状態です。賃貸物件の貸主にとっては安心で、入居者にとっても保証人なしで契約することができるので、まさに一石二鳥のサービスといえます。